7時間15分

ある警備のボランティアの件。
地元の人間で構成されているわけだが、土地柄なのか、メンバーに職人さんが多い。
屋根、手すり、内装、電気、配管、左官等々・・・たぶん、メンバーで家が1軒建つ。
正直、私の人生で今まであまり交流がなかった人々である。職人さんは。
このメンバーと知り合うまでは、ニュースなどで○○工が犯罪を犯した等と聞くと「さもありなん。」ぐらいに思っていた。
「手に職があるから、捕まっても出て来れば、すぐ仕事にありつけるから無茶するんだな。」ぐらいに思っていたのだ。
全くの偏見であった。
まともにやっている人は、まともなのである。当り前だが。
やはり、仕事を請け負うにあたっては、信用が第一で、仕事の出来栄え、仕事の腕も当り前に重要だが、従業員から麻薬中毒を出した会社などには、ぱったりと仕事が来なくなるまっとうな世界らしい。
しかし、昨今、建築が増えてきて、職人が慢性的に足りず、半端者が多いのも事実らしいが。
いろいろと犯罪の誘惑が多い世界でもあるようでもある。
例えば、フローリング職人さんは、職業病として腰痛に悩まされるらしいが、覚せい剤を打つと、朝8時から夜10時までぶっ続けで仕事をしても、平気らしい。それで、ついついというケースがあるんだそうな。もちろん、そういう人は最終的には中毒者になって心身ともにボロボロになるし、警察にも捕まるそうだが。
また、現場で工具を盗まれるのも日常茶飯事らしい。
しかし、そんななか、覚せい剤にも手を出さず、工具を盗まれても自分は盗まず、真っ当な職人として誇りを持って自分の技量を磨く匠は存在するのである。
今日は、7時間15分という長時間の任務だったが、途中にやって来た、あるOBメンバーの話から職人さんの世界の事情を垣間見ることが出来た。
このグループのメンバーに家を建ててもらったら、100年平気でもちそうだ。
もちろん、私の思い込みだが。