三雲

聖遺の天使

聖遺の天使

一昨日、昨日と読んでいた「死都日本」。
図書館で借りた本である。
実は、もう一冊、一緒に借りた本があった。
それが、この「聖遺の天使」である。
ところで、本を読むとき、物語もさることながら、この著者はどんな人だろう、と思いを馳せるものではないだろうか。少なくとも、私はそうだ。
「死都日本」のときも、読みながら、同時に石黒耀ってどんな人だろうと想像していた。
しかし、この本に関しては、いささか、事情が異なった。
文章を読めば、この著者は、頭が切れることがおわかりいただけると思う。
そう、この著者は、頭が切れる、この小説の中のレオナルド・ダ・ヴィンチのように。そして、奇矯なところも似ている。
中学・高校当時は、「頭が良い変わり者」だった。「異彩を放つ変人オタク」というのが適切かと思えるほどだ。(悪口のつもりは一切ないぞ!)
ペンネーム三雲岳斗、彼は、私の中学・高校時代の同窓生である。
もっとも、卒業以来、もう15年以上会ってはいないと思うが(笑)。
・・・で、肝心の小説だが、知ってる奴の文章って思うと、冒頭部分は、読んでいてなんか気恥ずかしかった。「うはぁ、こんなの書いてるんだぁ・・・ほぇー」って感じだろうか。
なかなか、序章を突破できず、「冒頭3ページで飽きたかな?」と錯覚したが、読み進むと面白かった。読了した今、謎解きの部分もすっきりとして、爽快な読後感だ。
ただ、「死都日本」を読んでいるとき、私の脳裏には実写の映像が浮かんでいたのに対し、「聖遺の天使」で浮かんできたのは、コマ割りされたマンガ(冬目景みたいなタッチのやつ)だった。
だからどうした?と言われればそれまでだし、別に悪いと言ってるわけでもない。実写が浮かんでくる小説の方が好みかな、と言う程度。
まぁ、多分に受け手の私の主観の問題なんだろうが。
ともかく、三雲センセイのご活躍を期待している!
他の作品も読ませていただく予定である。