やればできる

カミさんが、私のお下がりである、自分のパソコンのスイッチを入れた。
なんでも、近くのミセスの集まりで配る連絡網とお知らせの文書を作成するとのこと。
私は以前、同じようなものを、言われるままに作成して見せたことがあり、カミさんはその時、自力で何とかなるまで学習したものと思っていた。
しかし、甘かった。
3分とたたぬうちに、「前に作ったのがどこにあるかわからへーん!」と言い出し、ファイルを探して開いてやると、「ここのところを、こっちに持ってきて、こっちの線をびゅーっとこっちにやりたい。」なんぞと言う始末。
要するに、私にやって欲しいのである。
私は、触りの部分だけやって見せ、「あとは自分でやってみぃ。わからんかったら聞け。」と突き放した。スパルタ方針への転換である。
その後、「えーと」とか「んー」とかの奇声に混じって、ちょこちょこと作業の音が聞こえ、結構時間はかかったが、思うどおりのものが完成した様子。
結局、「ここのスペースにお花の絵を入れたい。」というまで声はかからなかった。そういえば、図の挿入は教えてなかったな、たしかに。
しかし、これで、もし私が死んでも、連絡網の更新は一人でできるな、カミさん。
平均寿命からいけば、同い年である我々夫婦は、私が先に逝く。
やればできる奴なんで、できるだけ技術供与しておきたいものだ。最晩年の苦労を少しでも減らしてやれるように・・・なーんて、大袈裟か。